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インドネシアの日常生活

「インドネシアのど田舎より(最新のインドネシア現地報告)」

 インドネシア共和国から、日本国は京都府八幡市に、長女と長男を伴い、本帰国をしました。皆さんにご心配をお掛けしながら、一年を経過し、今年2007年には、7月、8月、9月と3回インドネシアに水産資源開発案件に対応する為にインドネシア入りしました。

今はインドネシアの中部ジャワ、Rembangという町から更に車で1時間半位行った片田舎の工場内宿舎にいます。Tel Instanというシステムがあり、ダイヤル・アップでインターネットに繋げますが、ほんのメール送受信程度です。信じられないかもしれませんが、12kb/秒という接続環境です。加えて繋ぐこと自体が極端に困難です。

インドネシアは、この一年間、殆ど何の代わり映えもしていません。普通の生活をしていると、20年間余りの日常がそのまま現実にある、と云う状態です。変化を強いて云えば、都市の一部など見た目の景観が少し変化しています。物価を含めあらゆるもの、分野において高くなっています。違いと云えばこの程度でしょうか。

しかし、景観が変わり、物価が高くなっている、と云うことが急激な変動、例えば政治的な動乱のようなもの以外ならば、経済発展にとっても文化向上にとってもむしろ良好な現象でしょう。それでいながら何故か、人々の言動や表情は変わっていません。

(インドネシアのど田舎より)
プアサ(断食)入りの日は、一日二日休むのがトラディッショナルだ。後は普通のように仕事するから分かってほしい。と言いつつも、毎日11時半から睡眠。1時半頃起きて、2時から仕事にかかり2時半には後片づけを始めます。お土産頂戴。ルバラン(断食明けの正月のようなもの)にはボーナス頂戴…。

変わっていないね、仕事の段取りも全く行き当たりばったりだ。ちょっとした変化で工場内が混乱している。全ての仕事は準備をしてから始めなければならない。そのために何が必要なのか、前回、帰国の前に指示していたはずなのに、何も準備ができていない。仕事が始まってから慌てる、と云う始末。全く変わらないな。

東南アジアの多くの国々がおしなべて発展を遂げつつあるが、インドネシアだけが大きな資源を抱えたまま一向に眠りから覚めようとはしない。1500年前のお告げを堅持しようとしているのか?オランダの植民地経営の愚民政策から抜け出ることができないのか?このままがいいと云うのか?私にはよく分からないが、とにかく、ボーッとしていて、日本の生活に慣れた私には、懐かしい居心地の良さではなく、違和感が残った。

今、この工場には、日本人、オーストラリア人、ロシア人、ミヤンマー人、フィリピン人、
それにインドネシア人(中華系と現地人系)など多数の民族や国家に所属する人達が住んでいる。みんなそれぞれの文化を生活の基盤に据えての共同生活だ。

表向きは、和気藹々としているが、みんなそれぞれの文化を堅持して、それぞれ自分の仕事に集中しているように見えるが、若い人達が多いせいか、それぞれの文化の狭間で苦労しているようにも見受けられる。

私は、彼らとは全く違った観点から彼らと接し、上手く仕事をこなしている。郷に入っては郷に従え、などと云う言葉があるが、このような概念は注意して使わなければならない。まず自分の文化ありけり、なのだ。だから、私は自分のやりかたに合致するように如何にして他の文化を利用するか、こっちの方に重点を置いている。

そのためか、今回こちらに3回も技術指導に来て、やっと今回成功できたように思う。とかく、新規開発案件とは、場所を問わず、商材を問わず、極めて困難なものだ。

私には、20年余りの蓄積のためなのか、今回まさか、このように簡単に成就できるとは思わなかった。不思議だ。

過去に、インドネシア以外では、タイ国、ベトナム、中国など多くの国で色々な新規商材の開発をしてきた。いずれも何年も掛かった。一貫して最初の取っ掛かりから始めたから、全てが困難を極めた。その困難は筆舌に尽くしがたい。

今回、あっと云う間に成功と云う言葉を使えるようになったが、しかし、考えようによっては、私のインドネシアとの関わりと同じ22年間も掛かっていたのかもしれない。その結果が今やっと、出てきたに過ぎないのかもしれない。

日本の多くのビジネスマン達は、東南アジアとのビジネスが極当たり前のような感覚で仕事をしているのだろう。だから、少しでも自分の思惑からはずれたら、心の平安を失い苛立ったりすることがよくあるが、最も初期の開発の段階では、そのような単純なものではないし、利己的なものでは何もできあがらない。レールの上を走る人達は、レールを敷いた人達の苦労を鑑みながら走ってほしい。

新規開発の苦労の中にいても、それでもなお、興味のある商品があるときは、その商品を紹介したりすることがよくあるが、先方から決まって出てくる言葉は、
もう既に誰かがやっている…。
もう既に出来上がっている…。
と云う言葉だ。これで一歩も前に進めない。
あるから、創らなくていいのか?君の独創性は加味しなくていいのか?
なければ、創ったらいいし、一歩工夫を凝らせば、君の独自性のある商品を創り上げることができるのですよ…。と言いたいときが多々あるのだが、まあ、そこまで発展できるかどうかは、それを受け取った人達の器量次第、ということだ。

まだ、書きたいことも山ほどありますが、受信よりも送信が難しい、ということと、もうじき帰国するので、その前にしておかなければならないことが山ほど残っているので、今回はこれにて失礼します。

以上
2007年9月28日

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