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インドネシアの日常生活

「メダン情報・生活案内 その1」

メダンに興味を持ってくださった皆様、メダンのページに文章を書かせていただくことになった「和歌」と申します。華人系インドネシア人と結婚して現在メダンに住んでおります。メダンでの生活について書かせていただきますが、実際、メダンの人口の何パーセントが大金持ちで、何割が月US$50.00以下で生活している、などというデータは持ち合わせておりません。したがって、いいかげんな「メダン情報・生活案内」となりますが、おひまな折に読んでいただければ幸いに存じます。メダンの方と結婚された、会社にメダン勤務を言い渡された、などの方々が少しでもメダンのことを知り、生活の不安が和らげばほんとうにうれしく思います。

まずメダンについてですが、現在人口約300万人といわれています。「100万人都市」と言われていたのですが、ここ10年で人口が急増したようです。そのうち約3割が華人系インドネシア人といわれています。インドネシア共和国全体の人口に占める華人系の割合は約3パーセントだそうです。他のインドネシアの都市に比べ、いかにメダンに華人系の人が多いかがわかっていただけると思います。街を歩いていても、ショッピングに行ってもほんと、華人系の人だらけです。

そして約60%が、プリブミとよばれる生粋のインドネシア人(マレー系人・バタック人など)、残り10%がインド人系など、といわれています。日本人は50人ほどだと思います。数年前までは日本人学校がありましたが、98年の経済危機のあと日本人が激減し、廃校となりました。再開の予定はありません。メダンに在住している日本人のお子さんたちは、メダン・インターナショナル・スクールに通っています。授業料は年間US$8,000程、と聞いています。

そしてメダンに住んでいる人の平均的な生活について書きたいところなのですが、実際、どういう生活スタイルが「平均的」であるのか、インドネシアでそれを述べるのは難題です。先ほどもお断りしていますが、月収US$50,000以上の人が何人、1日の食費Rp.1,000(US$0.1)の家庭が人口の何割ほどあるのか、というのは私にはさっぱり見当もつきません。ただ、目安として「キジャン(トヨタ社のジープ、いすゞ・パンサー、三菱・クダなども同等かな)を所有している家庭が中流、メルセデス、BMWなど欧米産高級車を持っているのがお金持ち」とどこかで読んだか、聞いたかの記憶があります。
自分の家庭のことで僭越ですが、うちにはいすゞ・パンサーが1台、三菱のセダンが1台あるので、アッパーミドルに入るのでは、と思っています。あ、でもお金持ちではないです、ほんと。サランラップも一度使用したら、洗ってもう一度再利用しています。どこからどの生活様式範囲が「中流」で、なんてよくわからないのですが。
しつこくなりましたが、このクラスの家庭がどのくらい月に使うのかを計算してみますと、家族5人(大人4人・赤ちゃん1人)でだいたいUS$600〜1300、ルピアに直すとRP6,000,000~10,000,000です。(2001年10月現在、Rp.10,000が約US$1なので計算し易いですね)。メダン在住日本人の方々の生活費(住居費以外)もこのくらいなのでは、と思います。
外国人の住居につきましてはあとで書かせていただきますが、家賃は月US$1,000US〜1,500くらいだそうです(ポロニア地区)。月US$600〜1300ということは、日本に住んでいるのとあまり変わりないではないかと思われる方も多いのではないでしょうか。一般的にインドネシアの物価は日本の八分の一だと言われています。ですが、日本での生活に少しでも近い暮らしやすさを考えるとこのくらいの値段にすぐになってしまいます。
それと、主婦の考え方の差だと思うんですけどね、だいたい、こっちの雑誌で「倹約」「節約」なんて言葉、みたことないです。日本の奥様雑誌だと特集はほとんど「3日の食費1000円ですませる」「やりくり上手」じゃないですか。インドネシアでは雑誌を買う層の主婦は、あまり倹約なんて考えなくてもいいんですね、きっと。
あ、すみません。あまりビジネスマンの皆様には関係のないことでした。
じゃあ、もう生活費の内訳に入ります。うちの場合ですが、
赤ちゃん費 US$100 (Rp1,000,000)
車の維持費(ドライバーの日当・ガソリン代)US$150 (Rp1,500,000)
食費  US$300Rp3,000,000以上
電気・ガス・水道・公共費 US$150(Rp1,500,000) 
通信費(家庭用電話1台・携帯電話1台)US$100(Rp1,000,000)
生活用品  S$20(Rp200,000)
 いやぁ、結構かかっています。これで、家が借家だったり、車をローンで買っていたりすると、もっとかかるわけです。
ちなみに、通いのお手伝いさんの給料はUS$16(Rp160,000)(月)です。掃除、洗濯、アイロンがけをしてもらいます。
 あと、これに趣味費用がかかります。 

 <メダンの衣食住>
(衣) スーツや外出用のものは日本から買っていったほうがいいです。以上。あ、身も蓋もない言い方になってしまいましたが。メダンにもいい服はあります。Tシャツやポロシャツなど安くていいのはたくさんありますが、オフィス、外出用となると日本の夏物を買ってもってきたほうがいいと思います。
というのは、メダンで衣服を買う気になれない…。ショッピングセンターもなんだか垢抜けてないですし、デパートの洋服売り場は10年前の日本の下町にあったスーパーマーケットの2階にある洋服売り場のような雰囲気です。
特に女性用のオシャレ着は期待しないほうがいいと思います。ショッピングセンターでも、独立した店舗のものはほとんど台湾・香港からの輸入品です。デザイン・価格からいって、売れ残り商品だと思います。あまり、「洋服を買う」「ウィンドウショッピング」が楽しくはないのがメダンです。
しかし、フォーマルとなると、もうこれはオーダーメードにかぎります。インドネシアでの正装はバティックシャツです。US$100(Rp1,000,000)でシルクの美しい精巧なデザインのバティックシャツができあがります。
女性のフォーマルもインドネシアのバジュ・カバヤ、チャイナ・ドレスなどはもちろんパーティー用のカルテルドレスまで、ハリラヤや中国正月前にかさならなければ、1週間から10日でできあがります。仕立て代も格安です。ばんばん作っちゃいましょう(←はじめと書いていることが矛盾していますね)。
ただ、婦人下着はメダンで売られているものはサイズが豊富ではないですし、デザインも良くないので、日本から買っていかれることをお勧めします。
そして、マタニティ。これはもう、日本の通販で買ったほうが100倍くらいいいです。こちらのマタニティは、ぶかぶかのワンピースくらいしかないですし、デザインもパフスリーブでパステルカラーでお花の刺繍がほどこしてあったりの少女趣味系なんですね。かわいらしい女性ならばいいですが、私は、ヤマトタケルノミコトの熊襲退治用女装はこんな風だったに違いない、というようないかつい容貌ですので「なんで妊婦だからってこんなの着なきゃいけないの」と悲しい思いをしましたね。
 そういえば、私は自分の普段着はもちろん、子供服でさえメダンで購入したことはありませんでした。

(食) ありがたいことに、メダンではここ1年、急速におしゃれなレストランが増えました。去年までは、ちょっとお茶に、というようなときでもホテルのカフェくらいしか洋風の快適で気の利いたところはなかったのです。そこにケーキがあり、スパゲティなどの洋食をサービスするカフェやレストランが増えたので、ヒマ人の私にとってうれしい限りです。
そういうレストランで昼食やたまに友人と夕食をとったりしますと、一人US$5(Rp50,000)はかかります。メダンの高級レストラン(ザ・トレイダーズ)で食べると、夕食一人分ビール付きUS$15(Rp150,000)ほどですね。
日本食レストランは「ホテル・ダナウトバ」「ホテル・グランドアンカサ」に1件ずつと「HANAMASA」というしゃぶしゃぶ・焼肉屋さんがありますが、期待できません。そのかわり、といってはなんですが、韓国焼肉屋さんが1件あり、そこはなかなかイケます。
中国料理も本格派レストランは何件もありますし、点心のおいしい喫茶店もあります。有名なパダン料理もわりと日本人の口にあいますが、おいしいステーキが食べられないのがちょっと残念な街であります。質のいい牛肉がなかなかないんですね。
我が家ではもちろん家で食事をすることが基本です。材料も日本食の基本的な調味料なら揃いますし、食材もスーパーで手に入ります。といっても、日本人が利用するスーパーは3〜4件くらいでしょうか。インドネシアのスーパーチェーンの「マクロ」「クラブストア」が1件ずつ、果物・野菜専門スーパー「ブラスタギ」などです。
その気があればもちろん市場(Pasar)を利用するに越したことはないですが、スーパーでの買い物に慣れた日本人が喜んで行く場所ではないです。私だって本当は行きたくないですよ。足場悪いし、臭いはするし、値段交渉は面倒だし。 でもやっぱり魚・肉類は市場に限ります。スーパーのパックされたお肉は肉汁が出ていたりなんとなく買う気がしないのですが、朝早く市場にいくと豚肉など、本当にいいのが買えます。バラ肉なんて1キロくらいの塊で買って角煮やカレーにどっさり使う。バラ肉は1kg/US$2くらいです。もうたっぷり使います。
鶏肉も臭いで鮮度がある程度わかるようになったし、豚バラ肉を選ぶ目も肥えてきました。それに、インドネシア料理を作ろうと思ったら、調味料は市場で買うほうが1回分ずつ買えるのでムダがない、と、市場に行く努力をすれば、確実に料理が楽しくレパートリーがどんどん広がります。行きたくないけどね(←まだ言ってる…)。
食事についてですと、実は華人の間でも食事は自分で作る派の奥様っていうのは少ないんですね。こちらでは、ランタンと呼ばれる仕出しが主流です。3〜4段のお弁当箱におかずが入っていて、昼食時間、夕食時間に配達してくれます。おかず3〜4品、1日1回で1月US$50(Rp500,000;日曜日はお休み)です。昼食、夕食ととるとUS$100(Rp1,000,000)します。
朝食は市場で調達します。一人分Rp5000〜10,000ですので、こういう食生活を送っていると、やはり、食費は月にUS$300(Rp3,000,000)はしてしまうのです。我が家は私のわがままでこの仕出しを利用していないだけです。
あと、「朝食はパン」派の方は、日本からホームベーカリーを購入するのをお勧めします。メダンのパンもおいしいですが、食パンはほとんどがサンドイッチ用くらいの薄さで売られているので、「厚切りトーストにバターをたっぷり」というのが無理なんですね。日本の電化製品も変圧器を使えば問題なく使用できます。500Nが普通ですが、ホームベーカリーの場合は1000Nが必要です。それでもUS$25〜30くらいで購入できます。材料も強力粉はもちろん、ドライイーストもブドウパンに使うレーズンもあります。

(住)メダン駐在の日本人は「ポロニア」というエリアにだいたい住んでいます。空港の近くのこの地区は裕福な人がすむところ、とされています。なぜかここもメダン市なのですが、入国管理局もこの地域に住む人たちのためには独立してあるんです。この「ポロニア入国管理局」の管轄では、赤ちゃんもパスポートができるけど、その他のメダン市の管轄の入管では赤ちゃんのパスポートは作ることはできない、などちょっと決まり事も違ってくるのが不思議なところです。
このポロニアというエリアは、オランダ統治時代に立てられた古く大きい家が多く、そういう家に住んでいる日本人も多いです。総領事公邸もそうでしたが、あまりに古いためか移転するようです。そういう家はほとんど1階立てなのですが、リビングが2つにダイニング、キッチンは広くて寝室は何室あるのかわからないくらい大きい家で、ヨーロッパのインテリア雑誌に登場しそうな内装ですね、さすがに。ゲートにはガードマン。お庭も美しく整備されています。家賃はUS$1000〜1500です。プール付きの家もあります。最近では古い建物を新しく三階建てくらいの大豪邸に建て直した家も多く見られます。
そんな豪邸に住むまでもない、という方や単身赴任の方は、ホテルタイプのアパートメントにステイしています。メダンにたった1件の高級マンション「クォリティ・スイーツ」は、ハウスキーピングサービスもあり、3ベッドルームの部屋で月US$2000(パブリッシュ・レート)です。
そしてローカルのちょっと裕福な人が住むのは、「コンプレックス」と呼ばれる集合住宅地です。外国人が多いのは「タスビ」と呼ばれるメダン市街地から少し離れた場所にあるかなり広いコンプレックスです。インターナショナルスクールにもわりと近いところにあります。「タスビ」内には、スイミングプール、ゴルフの打ちっぱなし場、エアロビ教室などもあります。
家の広さはまちまちですが、一番小さいタイプの家でもちょっとした庭付きですし、商店や銀行、郵便局も「タスビ」内にありますので、便利です。なんといっても、散歩ができるのがいいですね。メダン市街地にすんでいると散歩
なんてとてもできませんので。
コンプレックスですと、家賃もそう高くなく、「タスビ」ならかなり大きい家でも年間RP.25,000,000(US$2500)ほどで借りることができます。エアコンなしならRp8,000,000ほどでもあるようです。「タスビ」以外にも「グリア」「チェマラ・アスリ」「チェマラ・ヒジャウ」「マリブ」などが住み心地よさそうなコンプレックスです。
 それにしても、メダンは豪邸が多いです。3階建てで各階にリビングがあって寝室は20室くらいあるんじゃないかというお家があちこちに…。ジャカルタも多いんでしょうが、いったいどんな職業の人がこういう家に住めるのか不思議です。

(メダン日本人会など)
メダンで住む日本人はほとんど「メダン日本人会」の会員になります。なる義務はないのですが、日本人の人口も少ないことだし、なった方が楽しいので私も会員です。これでクアラルンプールやジャカルタなど、日本人が多い都市なら入会しないと思いますが。
活動は、年2回、4月の総会と12月の忘年会です。今年はそのほかにも、ブラスタギにバスを貸しきって遠足に行きました。楽しかったなぁ。
この「メダン日本人会」の中には「ゴルフ同好会」と「ニョニャ会」というのがあります。「ゴルフ同好会」そのとおりゴルフ好きの人が集まっています。「ニョニャ会」は女性会員の会で、月に一度の昼食会があります。
日本人自体が少ないせいか、みなさん仲がいいですし、集まりも和気藹々とした雰囲気です。
その他、「フレンズ」という女性のボランティアグループがあります。私は会員ではないのでどういう入会資格があるのかわかりませんが、「上流階級の女性」というイメージです。各領事婦人や駐在夫人、お金持ちのインドネシア人女性、外国人女性の方々が会員で、年に一度バザーを開いています。週に一度集まって、手芸などをしているようなんですけれど、よくわかりません。

 メダン情報第1回はこれで終わりです。駄文・乱文にお付き合いくださってありがとうございました。第2回はメダン郊外情報か北スマトラ州治安情報のどちらかにしようと思っています。(2001.11.01.)


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