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その他

現地でのモバイル通信事情


a.電子メールの活用
私共は電子メールでの連絡を、日常的というよりは、もはや仕事上の必須条件と言う程盛んに活用しております。当然、弊社トカダも、シンガポールに親会社がある現地プロバイダのPacific.netにて電子メールの送受信をしております。従って筆者が日本に居ようがインドネシアに居ようが、トカダのアドレスに電子メールを送信して頂ければ、私との連絡が基本的に付きます。しかし仕事柄地方にある工場見学をしたり、産地を訪問する為に盛んに移動を繰り返しますので、ジャカルタのトカダ本社からゆっくり電子メールの送受信をする機会が余り無く、出先からの送受信をせざるを得なくなります。しかもトカダのアドレスは基本的にジャカルタ本社で管理をしています。そこで私が現地入りする際には、いわゆるモバイル通信が可能な体制を整え、トカダ社の電子メールアドレス以外にも電子メールアドレスを複数保有し、何処に居ても電子メールでの連絡が途切れない様に心掛けています。

b.現地の携帯電話
ちなみにGSMと呼ばれる規格の携帯電話がアジアでは普及しています。インドネシアは勿論、シンガポール、マレーシア、タイ、香港などに出向いても、手持ちの携帯電話が出向いた国でその儘使えます。しかし日本の携帯電話は現時点では日本以外の地域では使用できません。まさに日本市場の閉鎖性を象徴しています。インドネシアでは、スマトラの街の中心街から2時間半も離れた場所にある合板工場からでも、携帯電話での連絡が可能でした。インドネシアとその近隣に居る場合は、この携帯電話とカードモデムとを接続して、トカダアドレス経由では送受信可能な状態にしてあります。

今回、4月24日から5月19日の特別便で帰国する迄南洋に滞在しましたが、米国系プロバイダのアクセスポイントと電子メールアドレスを使用して、ジャカルタやシンガポールから電子メールでの連絡を続けました。『トカダのしっぽ』の緊急特報は、この経路での送信が可能だったので現地の生々しい報告をHPに掲載出来たのです。今回はモバイル通信体制が崩壊する危機に遭遇した経緯と、いざという時に備えて加入していたルートが生きました。以下、その顛末をご報告申し上げます。

c.コンピュータの突然のトラブルとその対処
出発の当日(4月24日)に、後、三時間位で成田空港に向けて出発するという午前3時頃、私が出張時に携帯しているノートパソコンが突然壊れました。ハードディスクにコンピュータが告げる重大(Serious)なエラーが発生し、全く起動しないのです。就寝前は何ら問題無く起動していたのですが、変な予感がして突然目覚め、念の為起動してみたら壊れていたのです。乱暴に扱った訳も無いので、購入当初にも問題を生じた事がありました。先日修理が終わりましたが、やはりハードディスクの初期不良が原因でした。兎に角、出発迄に時間が無く、出来るだけの回復作業を始めました。ハードディスクのCをフォーマット(初期化)をしてOS(基本ソフト)を書き換えようとしても、結局ハードディスクエラーの為に起動せず初期化が出来ません。

何故直前に壊れたのか、そして何故私が気付けたのか、つい考えてしまいます。事前準備やら何やらで相当神経が張り詰めていた為に、異常に気付いたのでしょう。何れにせよソフト上の問題ではないので、TP535Eは到底現地に持参は出来ません。今回は1ヶ月近く現地入りし、シンガポールやスマトラや場合によって中部ジャワに迄出向く予定があるので、電子メールでの連絡が出来ないと、仕事運びに相当の支障が出るので深刻な問題です。私は基本的に楽天的な考えをしますので、「現地に壊れたノートパソコンを手に、日常的に連絡を取っている相手の電子メールアドレスが一切不明で、必要なデータも取り出せず、途方にくれてしまわない為に、直前に潜在意識が異常に気付いたのである。」と解釈して気を静めました。普段迅速な連絡を心掛けているだけに、コンピュータの故障による連絡不能が、下手をしたら私が行方不明になったと見なされかねませんから、やはり異常に気づいて幸運だったのです。暴動騒ぎでホテルに数日缶詰になり、弊社の事務所にも出向けない状態に陥った際は、コンピュータでの連絡が出来てどれだけ有り難かったか分かりません。

d.現地でのPC購入と日本語化
今回は特に出先からの報告を適宜日本に向けて発信する必要がありました。そこでジャカルタでノートパソコンを購入し、日本語Windows95版に仕立てようと出発直前の睡眠不足の頭で考えました。現地でソフトウエアが搭載されていないパソコンの為に購入した基本ソフトの日本語版はあります。そこで電子メール関係のソフトウエアとファックス送受信も出来るカードとモデム、文章作成用に日本語ワープロソフトなどのソフトのCDとFDを荷物に詰め込み、電子メールの住所録はFDと念の為に印刷して念を入れました。到着の翌々日に台湾ブランドの『イルファ(ilufa)』ノートパソコンの英語版を、ジャカルタの中華街であるコタ地区で手に入れ、忍耐力と諦念とでソフトウエアを読み込ませて日本語化しました。

e.電子メール口座の窒息
さてこれで一安心と思いきや、何と私が通常連絡に使用している電子メール口座から受信メールが引き出せません。最終的には国際回線で日本のアクセスポイントに接続して引き出そうとしても、7通あるうちに6通迄は漸く引き出せても、途中でホストコンピュータが応答をやめてしまい元の黙阿弥になります。一度に全部のメールを引き出さないと、最初からやり直さなければならないのです。同じメールが幾度も引き出され、結局完全には引き出せませんでした。国際電話料金を相当無駄にしてしまいました。引き出したメールから判断して、インターネットで拾ったバイナリ(添付ファイル)をメールとともにやたらに送信して来る人物が複数居るのですが、そのデータが何しろ重く、現地の劣悪な通信事情では円滑な引き出しが出来ないのです。勿論、少しずつでも引き出しているのに、途中で停止してしまうプロバイダのホストコンピュータにも問題があります。ちなみに帰国してISDN回線で引き出したら、あっという間でした。バイナリが邪魔していたのも果たしてその通り確認できました。

f.現地で接続出来たプロバイダ
日本のパソコン通信の老舗企業や独占禁止法適用を脅かされている会社のネットワークにも念のために加入していましたが、アジアではこれらのネットワーク向けのアクセスポイントが無かったり、仮にあっても日本のホストコンピュータが現地回線の雑音に阻まれて暗証番号を認識せずにネットワークとの接続が出来ない事の方が多いのです。仮に国際回線で日本に繋いでも、結局トラブル続きで全く役に立ちません。ところが念の為に加入していた米国最大手のパソコン通信だと、現地提携先のアクセスポイントがあり、接続速度は遅くとも、少なくとも接続は容易でした。シンガポールでのアクセスもやはり円滑でした。そこでこれ迄使用した事がないこの会社専用の通信ソフトの使用方法を始めから覚え直し、この間の事情を説明しながら電子メールでの送受信を開始しました。全くコンピュータは便利なだけに、予期せぬトラブルがやたらにまとわりつき、忍耐ばかりが要求されます。

g.シンガポールの回線事情 
シンガポールはさすがにコンピュータ関係事業に国を挙げて力を入れているだけあります。宿泊したホテルの部屋にもパソコンが置かれており、日本語での対応もしています。ISDN回線やそれ以上の容量の回線で接続されているので、トカダHPとのアクセスも容易でした。しかし窒息状態の私の電子メールアドレスからのメール引き出しは、ホテルが用意したパソコンのメールソフトでは設定が出来ないので、結局そのまま帰国迄放置せざるを得ませんでした。

h.インドネシアの地方(スマトラ)での回線事情
インドネシアの地方の回線事情は、コンピュータの通信には更に耐え難い状態の様です。5月8日からスマトラのプカンバル(Pukan Baru)という街に出向き、街の中心部のホテルの部屋から、ジャカルタのアクセスポイントに接続を試みましたが、雑音の為に認識されず途中で切れてしまいます。日本のアクセスポイントに架けても当然駄目です。国際回線で日本に向けてファクシミリ送信をしても、日本のファクシミリ機器がインドネシアからのファクシミリ向け発信音を認識しないので、幾度送信し直しても繋がりません。ホテルの交換機の性能が悪く、雑音が邪魔するのかも知れません。一緒に現地入りした仲間のコンピュータも同じ状態でした。やはりスマトラのジャンビ(Jambi)の街の中心街にあるホテルは、華人経営で設備も整っている一流ホテルで居心地は良いのですが、部屋からのコンピュータ通信は出来ませんでした。部屋付きの回線だから雑音がするのかも知れません。もしかしたら部屋からではなく、ビジネスセンターに出向いてホテル専用のファクシミリ回線に接続すれば連絡が可能だったのかも知れません。以前バリ島に出向いた際には、そうしてしのぎました。もしスマトラに長期滞在するのでしたら、そこ迄試したでしょう。丁度、スマトラ出張の期間は週末を利用した為、報告はジャカルタに戻ってからで間に合いました。

i.教訓とその後の具体的な対策
今回は、米国最大手のパソコン通信企業の現地提携先のアクセスポイントに電子メール送受信では助けられました。しかしこのアクセスポイントでも添付ファイルであるバイナリを送信されると、バイナリは引き出せずにその儘になってしまいます。この会社特製の通信ソフトが、バイナリをホストコンピュータに残して、テキスト部分のみを取り出せる機能設定が可能なので、アドレスの機能麻痺は免れました。この機能がなければこのルートも使えなくなっていたでしょう。アジアに出ると、劣悪な通信回線事情から、日本では普通の添付ファイルが、コンピュータを破壊するウィルスの如く通信に害を為します。この様な有様ですから、インターネットでHPを検索するなど、時間が掛かり過ぎて殆ど不可能でした。現在自分が置かれている環境が何処でも同じだとは考えてはならないのです。私はコンピュータを活用しながらもコンピュータはどんなトラブルが生じるか分からないので、基本的には信用していません。その為に幾重にもバックアップ体制を用意しています。それでも今回のトラブルが起きました。そこで得た教訓は、考えられ得る事例に極力対処可能な様に、これ迄以上に念には念を入れておくという事でしょう。私が米国最大手のパソコン通信企業に加入していなければ、電子メールでの連絡がどこ迄可能だったのか分かりません。そこで更にこの教訓を生かし、次回の現地入りに備えて、現地でも円滑な接続が可能なネットワークを探し出し、しかも複数のプロバイダに加入しました。そして役に立たなかったプロバイダとは、当然、契約解除をした次第です

 
 
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